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Sep 18, 2009

ドメイン特化型コンパイラ Goose をリリース

Goose は SIMD 型計算機向けの、コンパイラを中心とするソフトウェア開発環 境です。C 言語などの高級言語で記述された PC 上で動作するプログラムを、 ソースコードへの変更を極力抑えたまま、SIMD 型ハードウェアアクセラレー タ上で動作させることを目的としています。

Goose はあえて高級言語の言語仕様を完全にはサポートしない、ドメイ ン特化 (domain specific) 型の開発環境です。SIMD 型アクセラレータ上での 実行に適した文法記述のみを処理し、それ以外の記述は通常のコンパイラ (gcc 等) へ渡して PC 向けにコンパイルします。この切り分けによって、PC 上で動作する既存のプログラムをアクセラレータへ移植する際に必要となるソー スコードの変更を、最小限に抑えられます。

現段階では高級言語として C 言語を、ハードウェアアクセラレータとして 当社 GRAPE-DR をサポートしています。今後 Fortran, GPU, Intel SSE テク ノロジ、GRAPE-7 などに順次対応予定です。

評価版 (バージョン 1.0.0alpha) は無償でダウンロードのうえご利用頂 けます。詳細については ドメイン特化型コンパイ ラ Goose のページをご覧ください。

お問合せは info@kfcr.jp まで。